3 月 22 日の誓い

旅立ちの日

2015 年 3 月 22 日から 6 年 (2192 日) が経過しました …

2015 年 3 月 22 日は, わたしが 4 年間過ごした, 大阪の部屋とお別れした日です …

この部屋には, たくさんの楽しかったこと, 苦しかったこと, それから充実した日々があり,

そんな毎日を過ごす, わたしの帰る場所でありました.

詳細は, My Library という Web サイトで公開していますが,

Web エンジニアになるという目標のために学びに熱中したこと,

うつで苦しかったこと,

そんな目標にむかったり, うつで苦しむわたしをサポートしてくれたお母さんと妹,

hide さんモデルのギター (Burny MG85X) が届いた日のこと,

それから, うさこちゃん (うさぎさん) がきたこと …

うさこちゃん うさこちゃんとめいっこ

2011 年 8 月に, ヤフーから採用されたこと … 病気が回復せず, 2012 年の 3 月に入社辞退したこと …

2012 年 10 月に, 死の直前に達したこと …

それでも, その 1 年後, わたしのプロダクトがはじめて世に認知されたこと …

@agektmr さんに Tweet していただいた WEB SOUNDER ... これをきっかけに XSound や XSound.app もはじめて認知されました

そして … それらを糧にして, 2014 年 5 月に, ドワンゴから採用されたこと …

数えきれないほどの思い出があり, ステキな毎日でした.

今でも, 人生でもっとも充実していた時間だったと思っています.

この部屋は, そんな 4 年間の集大成である XSoundXSound.app が創造された場所でもあります.

でも, わたしはこの充実した日々とお別れして, Web エンジニアとしてより成長する道を選択しました.

この部屋とのお別れの日は, 旅立ちの日でもありました.

最後の部屋からの景色 (左) 最後の部屋からの景色 (正面) 最後の部屋からの景色 (右) たくさんの楽しかったこと, 苦しかったこと, 充実した日々を送ったわたしの部屋

2015 年 3 月 22 日 … 溢れる涙の中 … この部屋で最後のコミットをしました …

最後のコミット ...

「お世話になりました …」とお礼を告げ, 最後に鍵をかけました.

そのとき …

上京しても, この部屋とお別れした意味を忘れないと …

必ず … Web エンジニアとして成長すると …

誓いました.

上京してから …

それでも, 上京してからの 2 年間 (2015 - 2016) は, その 4 年間を忘れることもできませんでした.

仕事での成長も思うようにできず, 「なんのために上京したのだろう …」と後悔する日も多かったです.

帰省するたびに, さびしかったことを今でも思い出すことができます.

転機となったのは, 2017 年でした …

Web Push 通知という 1 つの大きな機能を, なんとか自力で実装したこと.

6 年ぶりに受験した, 情報処理技術者試験で, コンピュータ技術を学ぶ楽しさを思い出したこと.

その 2 つのことがきっかけとなって,

「あの 4 年間以上の時間を東京で必ずつくる」と切り替えることができました …

それからは, 毎日のように, 東京都立図書館で学ぶようにまりました.

余談ですが, 雪の積もった日も, 仕事のあとに東京都立図書館で学んだことをおぼえています …

2018 年の 4 月には, 著名 OSS の 1 つである hls.jscontributor になることもできました.

まだ … その「時間」はおとずれていませんが, 必ずおとずれると信じています.

これから …

上京してからは, Web フロントエンドエンジニアとして 4 年間修行をしました.

時を同じくして, 2015 年は日本の Web フロントエンド技術に革命がおきた年でもありました.

ES5, jQuery, AngularJS (MV* フレームワーク) といった技術スタックから,

TypeScript, Virtual DOM, Flux Architecture, Atomic Design … など,

Single Page Application を実装するための新しい言語仕様や革新的な機構, 設計手法へのシフト,

また, Service Worker など Web をアプリケーションプラットフォーム化する API の普及 …

そのような技術を追いかけることが楽しかったと同時に, 1 つの疑問をもつようになりました.

わたしがあの部屋とお別れしたときに誓った, 技術力や成長なのだろうか … ??

わたしにとっての技術的成長とは, コンピュータミュージックのための信号処理追求では … ??

これが人生をかけて本当にやりたいことなのだろうか … ??

そういった考えから, 2019 年 4 月に Web フロントエンドエンジニアをやめて,

1 年ほど, ニートになって信号処理を学び直したり, 8 年ぶりに JAIST に遊びに訪れたり,

また, X (X JAPAN) の楽曲を 5 年ぶりに練習し始めたりして, 1 つの気づきをえることができました.

わたしが人生をかけてやりたいことは, API をかいつまんで, いかに設計・実装をよくするかではなく,

小さくてもコンピュータミュージックのためのプラットフォームを創ることだと.

温故知新 …

その気づきは, わたしが, 大学院進学時にもっていた目標に近いものでした.

そのためには, Web フロントエンドエンジニアとして仕事をしつつ, 社会人大学院生として大学に戻り,

信号処理と音楽をキーワードにした研究をすることがベストな選択肢だと考えています.

決して, 楽な道ではありませんし, 想像を絶するように苦境に立たされることもあると思います.

それでも …

あの 4 年間と同じような, 人生を充実させる目標にたどりついたことはステキなことだと思っています.

輝く季節が 永遠に変わるまで

2192 日間はホントにいろんなことがありました …

上京した意味なんてなかった … と否定したくなる日々もありましたが,

今は上京してよかったと思います.

長かったようで, 6 年前の今日が昨日のことのように思い出せるほど短くもありました.

6 年前の今日の誓いをまた心に刻み, 新たな目標に向かって日々を過ごします.

扉の向こうには, あの 4 年間の景色が広がっています …

でも, その景色を見ることは一生ありません …

それを 1 つの糧にして …

次は, コンピュータミュージックのためのプラットフォームを創るエンジニアとして東京で成長します.

輝く季節が 永遠に変わるまで (XSound と XSound.app が創造された, あの部屋のかたすみに置いていた机 ...)

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